2025年6月21日
― 表情筋・自律神経・骨格バランスから読み解く顔の老化メカニズム
「顔が疲れて見える」
「フェイスラインがゆるんできた気がする」
「マリオネットラインが目立つように…」
これらの悩みの背後に潜むのが、実は**「口呼吸」**です。
見過ごされがちですが、日常の呼吸習慣が顔面構造・筋肉・神経系にまで深く影響していることが最新研究で明らかになっています。
この記事では、口呼吸による老化の科学的メカニズムを掘り下げつつ、表情と姿勢の関係を立て直す**“エステ×呼吸トレ”**アプローチをご紹介します。
フィルター機能で異物をブロック
吸気の加湿・加温
副鼻腔NO(一酸化窒素)による血管拡張・抗菌効果
横隔膜をしっかり使った深い呼吸
空気がフィルターなしで体内に入る
上半身だけでの浅い呼吸になる
常に口元が緩んだ状態
舌が落ちて姿勢が崩れる
つまり、口呼吸は見た目にも内面にも“緩み”をもたらす呼吸習慣なのです。
老化症状 | 口呼吸による原因 |
---|---|
① 二重あご・頬のたるみ | 舌骨の位置が下がり、顎下筋群が非活動化 |
② ほうれい線が深くなる | 頬筋・口輪筋が重力に耐えられず、支える機能が低下 |
③ 口角が下がる | 口を常時開けている状態が“下顔面の筋弛緩”を誘発 |
④ 目元の印象がぼやける | 呼吸が浅くなり、酸素供給・代謝低下→くすみ・むくみ |
⑤ 肌のハリの喪失 | 鼻呼吸によるNO生成が減少→血流・コラーゲン生成低下 |
引用:Ito et al. (2020), The influence of mouth breathing on facial aging, Journal of Oral Rehabilitation
特に注目すべきは、**「舌骨」**の位置。
舌骨とは、のどの奥に浮かぶU字型の骨で、表情筋・顎下筋・首の姿勢筋と筋膜的に連結しています。
口呼吸では舌が落ち込み、舌骨が下方・後方に引かれることで:
顎ラインがもたつく
首が前に出て猫背になる
胸鎖乳突筋〜広頸筋ラインが緩む
つまり、顔と姿勢は一体構造であり、口呼吸によってそのバランスが崩れるのです。
口呼吸は、交感神経を過度に優位にする傾向があります。
睡眠が浅くなる(成長ホルモン減少)
食欲ホルモン(グレリン)増加
ストレスホルモン(コルチゾール)増加
インスリン抵抗性の上昇(=太りやすく)
つまり、呼吸の浅さがホルモン代謝を乱し、肌老化や体型崩れを加速させるのです。
✅ 表情筋EMS:マリオネットライン・口角下垂への直接アプローチ
✅ 舌骨リフト手技+骨格矯正:顎ラインを引き締めながら姿勢調整
✅ 横隔膜・肋骨呼吸トレ:呼吸パターンを書き換えて自律神経を整える
✅ フェイスライン×猫背×骨盤の連動調整:総合的に若返る
💡 これらは単なるリフトアップではなく、「顔・呼吸・姿勢・代謝」を同時に引き上げる構造的アプローチです。
舌を上顎全体に押し当てる
舌先は前歯の裏に触れない
唇は閉じ、鼻で呼吸する
1日数回、3分間意識して継続
※ このトレーニングは顔の中顔面を引き締め、下顔面のたるみを防ぐ効果も。
老け顔の原因は、重力だけではありません。
**呼吸の質が、顔と姿勢と代謝を左右する“美の土台”**であることは、今や常識になりつつあります。
美しさの本質とは、内から支えられた表情とエネルギー。
筋トレエステ銀座では、呼吸を見直すことで「顔と姿勢が整い、体まで軽くなる」体験を提供しています。
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「口元から若返る」美容医科学の最前線、ぜひ体感してみてください。
Ito, S., et al. (2020). The influence of mouth breathing on facial aging. Journal of Oral Rehabilitation.
Okuro, R. et al. (2015). Respiratory habits and craniofacial development in adults. Sleep & Breathing.
日本口腔機能学会(2021).『口呼吸と顔貌変化の関係性に関するレビュー』
Myers, T. (2020). Anatomy Trains: Myofascial Meridians
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