2025年6月21日
─ 自律神経・インナーユニット・体幹引き締めの最前線
「いくら腹筋してもくびれが出ない」
「下腹だけぽっこり残る」
そんな悩みの陰にあるのが、**“使えていない腹横筋”と“神経支配の遅延”**です。
実は、腹横筋は**“くびれ神経”=胸腹神経叢や肋間神経支配**の影響を強く受けるため、ただ鍛えるだけでは活性化しにくい筋肉。
ポイントは「正しく目覚めさせる神経系トレーニング」にあります。
🔍 本記事では、くびれ形成に不可欠な腹横筋に焦点を当て、
呼吸・神経・姿勢の観点から“くびれ神経”を呼び覚ますアプローチを解説します。
腹横筋(Transversus Abdominis)は腹部の最も深層にある筋肉で、以下の特徴を持ちます:
肋骨下部〜骨盤を横に走行
腹圧調整・内臓支持・姿勢安定の機能
自律神経(迷走神経系)・運動神経(肋間・腸骨下腹神経など)の影響下
「腹横筋の収縮不全はくびれ形成不全と直結する」
(Hodges & Richardson, 1999)
この筋肉は、見た目の“くびれライン”だけでなく、便秘・ぽっこりお腹・骨盤不安定性・代謝低下にも関わる要所です。
腹横筋の活動は神経入力の有無で劇的に変わります。
その支配神経は以下の通り:
神経名 | 起始部位 | 関与する動作 |
---|---|---|
肋間神経(T7–T11) | 胸椎 | 腹部の横収縮・内圧調整 |
腸骨下腹神経 | L1 | 腹横筋・内腹斜筋の制御 |
迷走神経(副交感) | 延髄 | 呼吸・腸運動・副交感制御 |
この**“くびれ神経ネットワーク”**が機能していないと、
腹横筋が動員されない
呼吸が浅くなる
姿勢が崩れる
結果、くびれが形成されにくくなります。
呼吸が胸式で浅い
骨盤前傾または後傾が強い
咳・笑いでお腹が膨らまない
お腹が常に“力んでいる”か“緩んでいる”
ウエストのくびれが出にくい
方法: 仰向けに寝て、両手を肋骨の下に当てて鼻から息を吸う → 吐くときにお腹を“斜め内側に絞る”意識
→ 腹横筋+横隔膜+内腹斜筋の協働収縮
ポイント:
吐くときは**「スーッ」と音を立ててゆっくり長く**
お腹全体が締まるように意識
方法: 四つ這い姿勢から膝を1cm浮かせホールド(ホバー)→ 舌先を上顎に軽くつける → 呼吸を整える
狙い:
腹横筋&骨盤底筋活性化
舌骨の安定がくびれ神経の伝導効率をUP
機器刺激と神経入力をリンクさせるトレーニング:
EMSで腹横筋・腹斜筋を低周波刺激
施術中に呼吸誘導(横隔膜ドリル)を実施
→ “使える腹横筋”へと神経再教育
当サロンでは、
姿勢評価 × 筋膜調整
呼吸と神経伝達の再起動
神経筋再教育プログラム(NMR)
により、自然なくびれラインの復活を図ります。
「くびれは、脂肪ではなく神経と呼吸がつくる」
筋トレエステ銀座では、そう考えています。
腹横筋は、ただ鍛えるだけではくびれ形成に寄与しません。
「神経の目覚め」と「呼吸の連携」があってこそ、そのポテンシャルが引き出されます。
“くびれ神経”を呼び覚まし、腹部のシルエットを根本から再構築していきましょう。
Hodges, P.W., & Richardson, C.A. (1999). “Transversus abdominis and the control of abdominal pressure.” Spine
Neumann, D. A. (2010). Kinesiology of the Musculoskeletal System
藤本靖(2022)『呼吸で体幹から整える』ワニブックス
橋詰直孝(2023)「インナーマッスルと神経可塑性」理学療法ジャーナル
\くびれ神経覚醒コース 初回限定/
✓ 姿勢+腹圧+EMS+呼吸アセスメント付き
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「くびれは“神経”がつくる」
「くびれ神経を目覚めさせる呼吸術」
「その腹筋、腹横筋に届いてますか?」
「お腹痩せは“神経伝達”の問題だった」
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