2025年6月21日
─ ホルモン変動・筋膜・姿勢をつなぐ“女性の要”を整えるために
「最近、尿もれや下腹ぽっこりが気になる」
「姿勢が崩れて、フェイスラインももたつく」
「何より気力が湧かない…」
このような悩みが増えるのは、単なる年齢のせいではなく、更年期に起こるホルモン変動と骨盤底筋機能の低下が深く関与しています。
骨盤底筋は、ホルモン・筋膜・自律神経をつなぐ“身体の中枢コントローラー”。
更年期以降のボディラインと健康美を守るカギは、まさにここにあるのです。
骨盤底筋群は、恥骨から尾骨にかけて広がるハンモック状の筋肉群で、
以下の機能を担っています:
子宮・膀胱・直腸などの臓器を支える
排尿・排便・性機能の制御
腹圧調整と姿勢保持
呼吸運動の補助(横隔膜との連動)
この筋群の衰えは、単なる尿もれに留まらず、体幹の崩壊・内臓下垂・冷えやむくみ・姿勢悪化など全身に波及します。
更年期(概ね45〜55歳)には、卵巣機能の低下によりエストロゲン(女性ホルモン)が急激に減少します。
エストロゲンは以下の機能をサポートしています:
骨密度の維持
筋肉・皮膚・粘膜のハリ
血管拡張と代謝活性
脳内セロトニン分泌の調整(自律神経)
つまり、エストロゲンの低下は、骨盤底筋の筋力低下・弾力低下を引き起こし、同時に自律神経と姿勢のバランスも乱れるのです。
近年の研究では、エストロゲンと骨盤底筋の間に明確な構造的・神経的な関連性が確認されています。
引用:Smith et al. (2019), The role of estrogen in the maintenance of pelvic floor muscle tone, Obstetrics & Gynecology Science
「エストロゲン受容体は骨盤底筋の筋線維と神経終末に存在し、ホルモン低下によって筋収縮機能が減退する」
また、閉経後女性のMRI研究では、骨盤底筋の厚みが有意に減少していることも確認されています。
この筋肉の萎縮は、外見以上に“内側からのゆるみ”として身体に現れるのです。
骨盤底筋の機能低下 | 身体への影響 |
---|---|
内臓が下垂しやすくなる | 下腹ぽっこり、便秘、冷え性 |
骨盤の安定性が失われる | 猫背、反り腰、巻き肩、肩こり |
腹圧がコントロールできない | 呼吸が浅くなり、代謝が低下 |
自律神経が乱れる | 睡眠の質低下、イライラ、顔色のくすみ、倦怠感など |
つまり、“フェムゾーンのゆるみ”が女性の体型・心身の不調を同時に引き起こすのです。
筋トレエステ銀座では、更年期以降の女性特有の変化に対応したプログラムを構築しています。
骨盤底筋専用EMS:皮膚を傷めず深層筋を安全刺激
横隔膜リリース+呼吸再教育:自律神経と連動
骨格・筋膜ライン調整:巻き肩・猫背を改善
ホルモンサイクルに寄り添うトリートメント設計
この施術により、更年期特有の「なんとなく不調」「体が締まらない」「モチベが出ない」に対し、体の“芯”から整える根本ケアが可能です。
仰向けに寝て膝を立てる
鼻から息を吸いながら、膣と肛門を軽く締めて引き上げる
吐きながらゆるめる(腹筋を固めすぎない)
10回×2セット
※ できれば、生理終了後〜排卵期の間に行うと、ホルモン分泌と相乗効果あり。
エストロゲンの減少は避けられません。
しかし、骨盤底筋の機能はトレーニングとケアで保つことが可能です。
年齢を重ねるほど、“姿勢と体型と気力”の基盤となるのがこの小さな筋群。
筋トレエステ銀座では、知性と美意識の高い女性のために、科学的根拠に基づいたフェムケア×姿勢ケアをご提案しています。
🔸 初回体験プラン:当日発表
🔸 骨盤底筋EMS+横隔膜解放+姿勢調整+カウンセリング付
🔸 更年期カウンセラー在籍・女性セラピストのみ対応
“年齢に抗う”ではなく、“芯から整える”ケア、始めませんか?
Smith, A., et al. (2019). Estrogen and pelvic floor muscle integrity. Obstet Gynecol Sci.
Bo, K. & Frawley, H. (2017). Pelvic Floor Physical Therapy: Evidence-Based Guide
日本女性医学会(2022). 『更年期と骨盤底筋に関する臨床的検討』
Myers, T. (2020). Anatomy Trains: Myofascial Meridians for Manual Therapists and Movement Professionals
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