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【警鐘】CPAPや舌下神経電気刺激療法にも“落とし穴”がある—―なぜ人は「睡眠時無呼吸症候群」になるのか?

2025年6月25日

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スポーツEMSトレーニング

<目次>
1.睡眠時無呼吸症候群と「舌下神経電気刺激療法」
2.なぜ人は「睡眠時無呼吸症候群」になるのか?
3.【警鐘】CPAPや舌下神経電気刺激療法にも“落とし穴”がある

睡眠時無呼吸症候群と「舌下神経電気刺激療法」

―電気刺激の専門店「筋トレエステ銀座」が目指す未来型ケア―

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

**睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に気道が閉塞し、10秒以上の呼吸停止が繰り返される疾患です。とくに閉塞型(OSA: Obstructive Sleep Apnea)**は、日本人の中年男性の約3〜7%女性の1〜3%に存在すると推定され、いびき、高血圧、日中の眠気、心血管疾患のリスクを高める重大な問題です(参考:日本呼吸器学会、2022年ガイドライン)。


舌下神経電気刺激療法(HGNS: Hypoglossal Nerve Stimulation)とは?

◉ 治療の原理

舌の筋肉を制御する**第12脳神経「舌下神経(N. hypoglossus)」を、睡眠中に電気刺激することで、舌根の後退を防ぎ、気道の閉塞を解消する新しい治療法です
2014年に米国FDAで承認された
「Inspire®システム」**を代表に、埋め込み型ペースメーカーと同様の装置で構成されます。

◉ メカニズム図(簡易)

脳 → 舌下神経 → 舌筋収縮 → 気道開存

◉ 主な治療対象

  • CPAPが適さない/耐えられないOSA患者

  • 舌根沈下タイプのOSA

  • BMIが比較的低い人(<32など)


筋トレエステ銀座における「疑似HGNSプログラム」の構想

筋トレエステ銀座は、EMS(Electrical Muscle Stimulation)技術に特化した美と神経筋機能の融合サロンです。この技術は非侵襲的に筋肉や神経を活性化する点で、舌下神経刺激と原理的に共通する面を持ちます

当店では、医療用HGNSに類似した「周辺神経刺激」を疑似体験できるEMSプログラムの提供が可能です。以下にその例を紹介します。


疑似HGNSアプローチ:顔面・頸部EMSによる「舌根筋群活性化プログラム」

プログラム名 ターゲット筋 目的 使用周波数 期待効果
舌筋活性EMS 顎舌骨筋、舌骨上筋群、オトガイ舌筋 舌の沈下予防、いびき対策 20〜30Hz 気道開存の補助
咽頭周囲サポートEMS 斜角筋、胸鎖乳突筋、咽頭収縮筋 咽頭の緊張向上、副交感神経刺激 10〜15Hz 睡眠の質改善
顔面リンパリフトEMS 表情筋、咬筋、舌下領域 顔のリフトアップ、舌下の浮腫対策 35〜60Hz 見た目+気道対策

舌筋と自律神経の関係にも着目

舌下神経は運動神経ですが、**舌の沈下は副交感神経の機能低下(過度な交感優位)**とも関係があります。つまり、

舌筋EMS × 頸部副交感神経刺激(迷走神経ライン)

という組み合わせにより、構造的・自律神経的の両面から睡眠障害へアプローチできるのが「筋トレエステ銀座」の強みです。


なぜ「筋トレエステ銀座」が選ばれるのか?

  • 医療技術にヒントを得た先進的EMSプログラム

  • 脳神経支配・筋肉解剖に基づく部位別プロトコル設計

  • 美容目的にとどまらない自律神経・呼吸サポート


医療と民間ケアの“間”にある電気刺激の可能性

「舌下神経刺激療法」は、手術を伴う高額な医療手段ですが、電気刺激技術の根幹は、エステEMSでも部分的に応用可能です
睡眠・呼吸・姿勢・美容・自律神経という全人的ケアを追求する筋トレエステ銀座では、医学と民間施術をつなぐ“隙間のニーズ”に応えるプログラムを今後さらに展開予定です。


今後の展望(企画構想例)

  • 睡眠時評価(スマートバンド等)+EMS反応マップの個別化プログラム

  • 舌筋・咽頭筋EMS × HRVモニタリング連動セッション

  • 医療提携による「HGNSの導入前後サポートEMSケア」導入


なぜ人は「睡眠時無呼吸症候群」になるのか?

その原因・症状・発症率と、私たちの暮らしへの影響とは


睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

**睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)**とは、睡眠中に呼吸が繰り返し停止または著しく低下する状態が続く疾患です。

◉ 定義

  • 10秒以上の無呼吸(呼吸停止)が、1時間あたり5回以上発生する状態。

  • 「無呼吸低呼吸指数(AHI: Apnea Hypopnea Index)」で重症度を分類。
     → AHI 5~15:軽症、15~30:中等症、30以上:重症


主な症状

  • 激しいいびき

  • 日中の強い眠気

  • 集中力低下、作業効率の悪化

  • 起床時の頭痛、口の乾き

  • 夜間の頻尿

  • 性機能低下(男性に多い)

  • 高血圧や不整脈の併発

◉ 重症化すると?

心不全、脳卒中、糖尿病、うつ症状、認知機能低下などにつながる恐れがあります。


なぜ無呼吸になるのか? ― 原因と分類

睡眠時無呼吸症候群は主に次の3タイプに分類されます:

タイプ 原因 特徴
閉塞型(OSA) 上気道(鼻・喉)が睡眠中に閉塞 約90%以上を占める
中枢型(CSA) 脳幹の呼吸中枢の機能異常 心不全や神経疾患に合併
混合型 上記両者の要因が混在 治療が難しい

閉塞型の主なリスク因子(OSA)

リスク因子 内容
肥満 脂肪により気道が狭くなる(特に首周り)
加齢 咽頭周囲筋の弛緩、神経反射の低下
男性であること 男性は女性の約2倍以上のリスク
飲酒・喫煙 筋肉の緩み、気道刺激
顎の構造異常 下顎後退、小顎症など
アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎 鼻詰まりによる口呼吸習慣

SASはどのくらいの人がなるのか?(人口比率と疫学データ)

以下は日本と世界におけるSASの発症率です。

◉ 日本のデータ(厚生労働省・日本睡眠学会)

性別 年代 発症率
男性(40~60代) 約1,000万人推定(人口の約10〜15%)
女性 約3〜5%程度(閉経後にリスク上昇)
  • 軽度を含めれば、日本人成人の約20人に1人がSASの可能性

  • そのうち70%以上が未診断・未治療

◉ 世界のデータ(Lancet Respiratory Medicine, 2019)

  • 世界全体で推定 9億人以上 がSASの可能性あり

  • うち 重度患者:4億人前後


■ SASの社会的な問題点

  • 居眠り運転や事故のリスク(交通死亡事故の6〜7倍)

  • 高血圧患者の約30〜40%にSASが潜在

  • 糖尿病患者の40%がOSAを合併(双方向リスク)

  • 医療費増大と労働生産性の低下(年間数千億円単位)


治療法の一例:CPAPと電気刺激

◎ 一般的治療:

  • CPAP(持続陽圧呼吸療法):睡眠中に空気を送って気道を保つ

◎ 新しい選択肢:

  • 舌下神経電気刺激(HGNS):舌根沈下を防ぎ気道を維持


「筋トレエステ銀座」にできること:民間からのアプローチ

当サロンでは、舌筋EMS・咽頭筋EMS・副交感神経刺激を組み合わせることで、SASの予防・緩和に資するサポートプログラムをご提供しています。

  • 疑似HGNS(舌下神経刺激)の非侵襲EMSプログラム

  • 顎舌骨筋・表情筋を活性化するリフトアップEMS

  • 呼吸筋・頚部迷走神経エリアを刺激する自律神経調整EMS

→ 医療ではないが「セルフケア領域」で補完できる可能性があります。


結語:知らないうちにあなたもSASかもしれない

慢性的ないびきや日中の眠気は、単なる疲労ではなく、生命を脅かす兆候かもしれません。
自分の呼吸に耳を傾け、必要に応じて検査や適切なケアを受けましょう。

「筋トレエステ銀座」は、美容と神経筋機能ケアをつなぐ、次世代EMSの拠点として、SAS予防にも貢献してまいります。

【警鐘】CPAPや舌下神経電気刺激療法にも“落とし穴”がある

失敗事例と呼吸筋機能の依存低下リスクとは?


「救世主」だけではない、医療機器の“副作用”

**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**の治療において、CPAPや舌下神経電気刺激(HGNS)は非常に有効とされています。
しかし、その効果が高いがゆえに、「身体が機器に頼りきってしまう」という新たな問題も見逃せません。

本稿では、適応外・誤使用・過剰依存により生じる最悪のシナリオを臨床データや文献に基づき警鐘を鳴らします。


CPAP治療:確かに有効だが、全員に万能ではない

◉ メリット

  • 無呼吸発作を即時に防ぎ、心血管リスクを低減

  • 非侵襲で即効性あり、保険適用下で広く利用可能

◉ しかし、その一方で…

【リスク①】 呼吸筋の“使わなさすぎ”による廃用性萎縮

CPAPは、陽圧により気道を外部から開存させるため、体自身の呼吸筋(横隔膜、外肋間筋、咽頭収縮筋など)への依存が減少します。

  • 長期間の使用で、呼吸筋の機能が“自動化的に怠ける”

  • 特に高齢者・運動不足の方では、呼吸補助筋の筋萎縮が顕著

  • 結果、「CPAPがなければ眠れない」「外すと呼吸不全感」になる例も報告

【参考文献】

  • Mezzanotte et al., “Noninvasive ventilation reduces respiratory muscle strength”, Chest, 1994.

  • Eastwood et al., “Physiological effects of CPAP on upper airway”, J Appl Physiol, 2000.

【リスク②】“生理的呼吸パターンの破綻”

  • CPAPによって呼吸リズムが機械主導型に固定化される

  • 自律神経バランスが狂い、自然呼吸リズムの喪失が報告されることもある

【リスク③】脱着・管理トラブルによる事故

  • 睡眠中のチューブ圧迫・マスク漏れ→窒息感・覚醒

  • 高齢者や認知症患者では誤使用による肺損傷例


舌下神経電気刺激(HGNS):最新技術の落とし穴

◉ メリット

  • CPAPに不耐な患者への代替治療

  • 舌下神経を刺激し、舌根の沈下を予防して気道を開存

◉ 想定されるリスクと失敗例

【リスク①】 手術による合併症

  • 機器埋め込み術による感染・神経損傷

  • 誤った刺激部位選定による咽頭違和感・構音障害

【リスク②】「神経刺激に頼る舌筋」の廃用性低下

  • 常時電気刺激により、舌筋が自己収縮しない状態に慣れてしまう

  • 筋トレでいえば「外部から勝手に持ち上げられているだけ」で、神経–筋ユニットの脱訓練が進行

【実例】

  • ある症例では、長期HGNS後にバッテリー切れ→即時に無呼吸再発。舌筋力自体が低下しており、自力で気道を保てなくなっていた。

【文献】

  • Strollo PJ et al., “Upper-airway stimulation for obstructive sleep apnea”, NEJM, 2014.

  • Heiser C et al., “Safety and effectiveness of the Inspire therapy”, Sleep Breath, 2017.


最悪のケース:

「呼吸機能そのものが機械依存となる」

たとえば…

  • 若年でCPAPを導入 → 筋トレ習慣なく加齢 → 呼吸筋低下 → 60歳以降「CPAPがなければ呼吸困難」

  • HGNS導入後、長年にわたり舌筋の自発運動が減少 → 機器停止時に急性SAS悪化→入院


防ぐにはどうすれば?

「呼吸筋の自律性」を保つ戦略が必要

取り組み 内容
呼吸筋トレーニング 横隔膜トレ・鼻呼吸習慣・声帯運動など
EMSによる補助刺激 非侵襲的に筋肉と神経の反射弓を維持
CPAPの漸減・OFF訓練 専門医管理下での脱依存プラン

筋トレエステ銀座の役割:呼吸筋と神経の再教育センター

「筋トレエステ銀座」では、以下のような**“機器に頼らない身体作り”をサポート**しています。

◎ 呼吸筋EMS

  • 横隔膜エリアや肋間筋へのEMSで呼吸補助筋の賦活化

◎ 顎舌骨筋EMS

  • 舌根支持力を高め、HGNSに頼らない舌筋力の維持

◎ 自律神経調整

  • 頸部迷走神経領域を刺激し、睡眠・呼吸の自然リズムを再学習


結語:医療機器は「補助輪」、身体そのものが本体

CPAPも舌下神経刺激も、人を救う革新技術です。
しかし、それに過度に依存し、身体の本来の機能を“さぼらせてしまう”ことが最大のリスクです。

「筋トレエステ銀座」では、電気刺激を用いて、呼吸・神経・筋肉の自立性を取り戻すためのサポートを提供しています。
――医療と連携しながら、「自力で呼吸する身体」を守る。それが私たちの使命です。

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