2025年7月31日
ふだん意識しない「身体」。
それは、哲学者たちにとって実はもっとも深い問いの対象でした。
私たちの感情も、思考も、人生の選択も、すべて身体とつながっています。
では、その身体を日々変化させる「筋トレ」と「EMSトレーニング」は、
どんな哲学的意味を持っているのでしょうか?
このコラムでは、身体の哲学者たちの言葉を手がかりに、
筋肉と思索のあいだにある“変容の美学”を紐解いていきます。
フランスの現象学者モーリス・メルロ=ポンティは、
デカルト的な「思考=存在」ではなく、こう語りました。
❝ わたしは、わたしの身体で世界を知っている。 ❞
身体とは、ただの物理的な器ではなく、世界との対話そのもの。
筋肉を動かすことは、自分と世界のあいだの関係性を書き換えることです。
忘れていた筋肉感覚
内側から声を上げるような振動
脳と身体が結び直されるような再起動感
メルロ=ポンティが語る「身体の現象学」とは、
まさに今、ここで感じる“私の世界”の再構築なのです。
哲学者アンリ・ベルクソンは、時間には「時計的時間」と「持続的時間(デュレ)」があると言いました。
❝ 本当の変化は、連続する“質的な流れ”の中にある。 ❞
筋トレの成果も同じです。
カレンダーでは測れない「自分の感覚時間」でしか起こらない。
1回のセッションでの“微細な変化”
翌朝の目覚めに感じる体の違和感
姿勢や呼吸に生まれる“違和感なき自信”
ベルクソン流に言えば、EMSは外からの電気ではなく、「変化の中にいる自分」の自覚を呼び覚ますスイッチ。
ユダヤ系フランス哲学者エマニュエル・レヴィナスは、倫理とは「他者との出会いの距離」であると語ります。
❝ 他者は、私を揺さぶる存在だ。 ❞
日本の“間(ま)”の文化──沈黙や表情、身のこなし──
そのすべては「他者にどう触れるか」という身体的問いです。
姿勢、呼吸、気配という非言語コミュニケーション
声のトーンや所作に宿る芯のある柔らかさ
「攻める強さ」より「受け取る強さ」を養うボディワーク
これは単なる“フィットネス”ではありません。
他者との関係性における「沈黙の哲学」を鍛える場所なのです。
そして最もラディカルに身体を捉え直したのがドゥルーズ=ガタリの哲学です。
彼らはこう語ります。
❝ 人間は「構造」ではなく「変化の過程」である。
筋肉とは、生成変化(devenir)の運動体である。 ❞
「女性らしさ」や「正解ボディ」から自由になる
筋肉を通して“別のわたし”に出会い直す
あなたの身体が「再び意味を持ち始める」瞬間
これはもはやトレーニングではなく、
「あなた自身という概念の再設計」なのです。
私たちがEMSを使って提供するのは、
美しさやパフォーマンスではありません。
それは、“問い直す身体”であり、
“変わり続ける勇気”です。
メルロ=ポンティのように世界を身体で再発見し、
ベルクソンのように変化を“持続”として味わい、
レヴィナスのように他者との「間」に耳を澄まし、
ドゥルーズ=ガタリのように自分を「生成」し続ける。
筋肉とは、哲学である。
あなたの存在そのものが、進化し続ける“プロセス”なのです。
❝ 思考とは概念の創造であり、
筋肉とは感覚の概念である。 ❞
――EMSトレーニングを通じて、あなた自身の意味を、あなた自身が創っていく。
それは“動く哲学”の体現者としての人生のはじまりかもしれません。
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