2025年5月25日
うつ病や認知症は、現代社会において年々増加傾向にあり、個人だけでなく家族や社会全体にも大きな影響を及ぼします。これまでの対処法は主に薬物治療が中心でしたが、近年では「予防」の観点から、薬に頼らないアプローチが注目されています。
筋トレエステ銀座では、医療用EMS機器「AC BODY」を活用した運動療法を10年以上にわたって実践してきました。その中で見えてきた、心と脳の健康を保つ可能性について、最新の研究と実体験を交えてご紹介します。
医療用EMS「AC BODY」は、通常の筋トレでは刺激しきれないインナーマッスル(深層筋)を直接刺激します。これにより、自律神経のバランスが整いやすくなるという報告もあり、うつ病や認知機能低下の一因とされる「慢性的な交感神経優位」からの脱却が期待されます。
✅ 参考論文:Matsumoto et al. (2021). Effects of neuromuscular electrical stimulation on cognitive performance and mood regulation in older adults. PubMed.
また、脳に近い部位の筋肉(腹横筋・腸腰筋・胸鎖乳突筋)への刺激が迷走神経を通じてセロトニン系へ間接的に作用する可能性も指摘されています。
筋トレエステ銀座では、「AC BODY」のEMS強度を最大でレベル99まで上げることができます。面白いことに、このMAXレベルに達する人々の中に、「実はうつっぽさがあった」「感情がコントロールしづらい時期だった」と話す人が一定数いたのです。現在300人近いデータから約15%に値する人々がレベル99までいってしまいました。その中には、もともと痛みに強いと主張される方もいましたがよくよく話を聞いてみると家庭内に問題を抱えていたり、不倫問題を抱えていたり、ハードスケジュールの中で仕事をしていたりと精神的ストレスを感じていたのです。この可能性に気づいたのは、もう6年以上、筋トレエステ銀座に通われている人の中に、すぐにEMSレベルMAX99にいれても平気な人がいるのです。なぜなんだろうという疑問からこの実践研究はスタートしました。色々な方々が参加してくれたことで更なる仮説がうまれ検証中です。
この観察結果は、EMSによる交感神経・副交感神経への作用が、心理的なストレス状態や脳の代謝状態を可視化する一助になる可能性を示唆しています。
近年の研究では、有酸素運動やレジスタンストレーニングが脳のBDNF(脳由来神経栄養因子)を増加させることがわかっています。これはうつ病や認知症に対する自然な保護因子となりえます。
✅ 参考論文:Cotman & Berchtold (2002). Exercise: a behavioral intervention to enhance brain health and plasticity. Trends in Neurosciences.
EMSトレーニングは、身体的な運動に近い刺激を与えながら、関節や膝への負担を最小限に抑えることができ、高齢者や運動が苦手な人にも適応しやすいというメリットがあります。
脳の血流低下は、軽度認知障害(MCI)やアルツハイマー病の初期に見られる重要な兆候です。EMSトレーニングによって筋肉が活動すると、全身の血流が改善し、脳血流も増加することが研究で明らかになっています。
また、EMSによって運動神経回路が定期的に活性化されることで、脳の神経回路網が再構築(リモデリング)されやすくなるとも言われています。
副交感神経を優位に保ち、ストレスホルモンを抑制
発酵食品・大豆・魚中心の食事は、腸内環境を整え、セロトニン産生を助ける
全身をバランスよく刺激し、自律神経の調整と筋力維持に貢献
「仕事中に突然過呼吸になり、パニック障害と診断されて薬を処方されました。でも、AC BODYのEMSセッションを週2回受けていたら、3ヶ月後には気分の波が穏やかになり、半年で薬なしでも仕事に復帰できました」
(40代女性・事務職)
※あくまで個人の感想であり、効果には個人差があります。
現代医療では、うつ病や認知症は「進行性のもの」「薬で抑えるしかないもの」と考えられてきました。しかし、身体からアプローチすることで脳を守ることができる時代が、今まさに始まりつつあります。
筋トレエステ銀座では、こうした**“心と脳と体”を統合的に整えるための新しいトレーニング**をご提案しています。薬に頼らない、でも科学に裏付けられた方法を、一人でも多くの方に届けていくことが私たちの使命です。
余談として
米国や海外の研究機関による、うつ病や認知症の予防に関する電気刺激(EMS)やライフスタイル介入の最新事例をご紹介できます。以下に、信頼性の高い研究成果をまとめました。
シンシナティ大学の研究チームは、重度のうつ病患者に対して非侵襲的な脊髄電気刺激を用いた治療法の臨床試験を実施しています。この研究は、電気刺激がうつ病の症状を軽減する可能性を探るものです。
ワシントン大学医学部が主導した全国規模の臨床試験では、治療抵抗性の重度うつ病患者に対して迷走神経刺激療法を行い、1年後に症状の大幅な改善が見られました。 WashU Medicine
迷走神経刺激(VNS)の臨床試験(ワシントン大学医学部)
この研究は、VNSがうつ病の治療に有効である可能性を示しています。
カーネギーメロン大学とアレゲニー・ヘルスネットワークの研究者たちは、非侵襲的な方法で深部脳領域を刺激する「DeepFocus」という新しい技術を開発しました。この技術は、うつ病やPTSD、依存症などの治療に応用される可能性があります。 ece.cmu.edu
Woods Bioelectronic Medicineに掲載された研究では、経頭蓋直流刺激(tDCS)の効果が個人の頭部解剖学的特性によって異なる可能性があることが示されました。この研究は、tDCSの個別化治療の必要性を示唆しています。 BioMed Central+1BioMed Central+1
ラッシュ大学の研究では、健康的なライフスタイル(運動、認知的刺激、食事など)が認知機能の低下を遅らせ、認知症のリスクを減少させる可能性が示されました。
JAMA Neurologyに掲載された研究では、健康的な生活習慣が高齢者の認知機能を維持するのに有効であることが報告されています。 JAMA Network
タフツ大学とハーバード大学の研究者によると、全粒穀物、果物、野菜、豆類などの高品質な炭水化物を中年期に多く摂取することで、健康的な老化が促進される可能性があります。この研究は、食事の質が老化に与える影響を示しています。 EatingWell
これらの研究は、電気刺激や健康的なライフスタイルがうつ病や認知症の予防・改善に有効である可能性を示しています。特に、非侵襲的な電気刺激技術や生活習慣の改善は、副作用のリスクが低く、広く適用可能なアプローチとして注目されています。
これらの国際的な研究成果を踏まえ、筋トレエステ銀座では、医療用EMS「AC BODY」を活用した新しいスポーツEMSトレーニングプログラムを提供しています。また複数のEMS機器を使い分けて利用することでよりパーソナライズする点は、EMS専門店ならではの、心と体の健康を統合的にサポートするこのアプローチを、ぜひ体験してみてください。違う種類のEMS機器を使う理由は、体質や目的別に入れ方が細かく違うからです。
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