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❌「骨をボキボキ鳴らしてスッキリ」は大きな誤解だった― 世界中で蔓延する“瞬間可動域神話”を科学で正す

2025年6月8日

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スポーツEMSトレーニング

❌「骨をボキボキ鳴らしてスッキリ」は大きな誤解だった

― 世界中で蔓延する“瞬間可動域神話”を科学で正す


❖ はじめに:「ボキボキ=整った」は幻想

「首を鳴らすとスッキリする」
「背骨を矯正してもらって動きやすくなった」
「関節をポキッと鳴らしたら痛みがなくなった」

――これらの“スッキリ感”の正体は何でしょうか?

実は、**それは骨や関節が本当に整ったからではなく、「神経系が一時的に錯覚している」**にすぎないのです。


❖ なぜ“ボキボキ音”で可動域が広がったと感じるのか?

関節を鳴らすと「可動域が広がった!痛みが減った!」と感じますが、それは以下の神経生理学的現象によって説明されます:

▶ ① 関節内圧の急変と脳の知覚の錯覚

  • ボキッという音は、関節包内のガス(主に窒素)が急速に圧力変化して発生する「キャビテーション」現象。

  • このとき、関節の伸展受容器が一時的に刺激され、脳が“動きやすくなった”と錯覚する。

つまり、「音」そのものが効果ではなく、「神経刺激による脳の一時的バグ」。


▶ ② 運動制御系の“ノイズ抑制効果”

  • 強い関節刺激により、脳幹や脊髄レベルでの運動ノイズ(誤作動)を一時的に抑制

  • 結果的に、一時的な“動かしやすさ”や“軽さ”を感じる


▶ ③ 交感神経抑制とβエンドルフィン放出

  • 関節を強く動かす刺激により、交感神経系がリセットされ、自律神経バランスが一時的に整う

  • 脳内の鎮痛物質(エンドルフィン)が分泌され、「痛みが取れた」と錯覚


❖ 実際には「整っていない」どころか「崩している」

▶ 研究・文献より

  • 「関節キャビテーション」は一時的な神経効果であり、持続的な整形学的アライメント変化は見られない
    (Source: Kawchuk GN, et al. Spine Journal, 2015)

  • 過剰な関節スラストは、靭帯弛緩・不安定性・二次的機能障害を招く
    (Source: Herzog W, et al. Clinical Biomechanics, 2011)

  • 慢性的に首を鳴らす人は、頸椎不安定症、感覚鈍麻、椎骨動脈圧迫のリスクが高い
    (Source: Haldeman S, Spine, 2002)


❖ 瞬間的に広がった“可動域”は、本物ではない

関節を鳴らして「動かしやすくなった」と感じるのは、神経制御が一時的に麻痺した状態です。

▶ 本物の可動域とは:

偽の可動域 真の可動域
関節を鳴らした直後だけ動きやすい 動作中に安定して力が出る
方向が偏っている(例:前屈だけ深い) 全方向に動作が統合されている
神経制御が乱れている 固有感覚・運動連鎖が機能している

❖ 骨を鳴らす習慣が、慢性的な身体不調を引き起こす理由

長年「バキバキ」やっている人に、以下の傾向が多く見られます:

  • 🔻 関節不安定症(靭帯がゆるむ)

  • 🔻 深部筋(インナーマッスル)の機能停止

  • 🔻 固有感覚の錯乱 → バランス感覚や歩行の歪み

  • 🔻 自律神経失調(=いつも疲れている)


❖ では、どうすれば「本物の動ける身体」が手に入るのか?

✦ 鍵は、筋肉を神経から“自力で動かす”こと

  • 体は「動かすほど整う」

  • 骨格は筋肉が支配している。筋肉は神経が支配している。

したがって、筋肉×神経の連動性を高めることが、本当の意味での“整った身体”をつくります


❖ 筋トレエステ銀座の提案:「ボキボキ」ではなく「ビリビリ」しよう

私たちは、“電気で筋肉を再教育する”EMSメソッドを採用しています。
それは、単なるマッサージや関節操作では届かない、神経ー筋系の深部から“動く力”を呼び覚ます方法です。

こんな方に:

✅ 慢性的に首・腰を鳴らすクセがある
✅ 可動域はあるのに、動作が不安定
✅ ボキボキ整体のあと、いつも疲れる
✅ スポーツや日常動作に違和感がある


✅ もう「音」ではなく「機能」で語ろう

関節が鳴る音より、筋肉が動く感覚を。

あなたの身体を“錯覚”ではなく“本質”で整えるなら、筋トレエステ銀座へ。


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骨を「ポキッ」と鳴らす前に、
筋肉を「ビリッ」と動かしてみませんか?