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【永久保存版】リバウンドを繰り返してはいけない本当の理由

2025年6月11日

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筋トレエステ銀座

【永久保存版】リバウンドを繰り返してはいけない本当の理由

〜“痩せる”と“太る”を繰り返す体に、いま何が起きているのか〜


◆ はじめに:なぜ、あなたの体は痩せたがらないのか?

「食事制限で痩せたけど、数ヶ月で元に戻った」
「ダイエットするたびに太りやすくなってきた気がする」

それは意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません
問題は、あなたの身体の“生存本能”に反した方法で痩せようとしているからです。

ここでは、世界中の肥満研究をもとに、リバウンドの恐ろしさと、繰り返すことで体に何が起きるのかを科学的に解説します。


◆ 1. リバウンドとは何か?|医学的定義

**リバウンド(Rebound)**とは、一度減った体重が元に戻る、もしくはそれ以上に増加してしまう現象を指します。

リバウンドの原因には主に以下があります:

  • 極端な食事制限 → 基礎代謝が低下し、“省エネ体質”に

  • 筋肉量の減少 → 消費エネルギーの減少+脂肪が蓄積しやすくなる

  • ホルモンの変化 → レプチン、インスリン、グレリンのバランスが崩れる

このような代謝変化により、「痩せにくく・太りやすい体」になっていくのです。


◆ 2. リバウンドを繰り返すリスク:5つの深刻な影響

基礎代謝が恒常的に低下する

極端なダイエットで筋肉が落ちると、体は「飢餓モード」に入り、省エネで生きようとします。
その結果、太りやすく、痩せにくい体質が固定化されてしまいます。

✅ ハーバード大学公衆衛生学部の研究(2016)では、「過度な体重変動を繰り返すほど、将来的に安定した減量が困難になる」と報告。


ホルモンバランスが崩れ、“常に空腹”を感じるようになる

  • レプチン(満腹ホルモン)が低下

  • グレリン(食欲増進ホルモン)が上昇

  • 結果:少しの食事でも満足できず、暴食のスイッチが入りやすい体質


“脂肪記憶細胞”が増える

脂肪細胞は、一度増えると二度と減りません(※数は減らず、縮むだけ)。

痩せると一時的に小さくなりますが、再びエネルギー過多になると以前よりも早く・多く膨らむように体が反応します。

国立肥満研究センター(スウェーデン)の報告:
「リバウンドによって体脂肪細胞の密度が増加し、長期的に肥満の戻りやすさを構造的に強化してしまう」


内臓脂肪が優先的に増える

短期のダイエット後に再度体重が増えると、皮下脂肪よりも内臓脂肪のほうが早く・多く蓄積します。

内臓脂肪の増加は、以下の疾患リスクを高めます:

  • 2型糖尿病

  • 高血圧

  • 動脈硬化

  • 心疾患

  • 脂肪肝

⚠️ リバウンドは「美容問題」だけでなく、「慢性疾患」の引き金にもなるのです。


精神的・神経的ストレスが強化される

  • リバウンドによって自己否定感が強まる

  • 過食と断食のループに陥る(摂食障害の温床)

  • セロトニン・ドーパミンの分泌が不安定になり、うつ傾向が増大

🧠 世界精神医学会の報告では、「体重の増減が激しい女性は、摂食障害リスクが3倍高まる」とされています。


◆ 3. ダイエット成功者は“リバウンドしない人”ではなく“リバウンドから学んだ人”

米国国立体重管理登録(NWCR)によれば、減量後に体重を5年間維持できた人の習慣には共通点があります:

  • 毎日体重を測る

  • 朝食を欠かさない

  • 食事制限よりも運動でカロリーを調整

  • 一時的な増加に一喜一憂せず、週単位で見る

リバウンド経験は、決して無駄ではありません。
そこから“自分に合った生理的なコントロール法”を見つけることが、最も科学的な方法なのです。


◆ 4. では、どうすればリバウンドしないのか?

  • 極端な制限を避ける(-15%以内のカロリー制限)

  • 筋肉を減らさない(筋トレ+たんぱく質摂取)

  • ストレスケア(腸内環境・睡眠・メンタル)

  • 長期計画(半年〜1年単位)で体重コントロール

また、最新のアプローチとしては、EMS(電気筋肉刺激)や医師監修の代謝サポートプログラムも活用されています。


◆ 結論:リバウンドは「繰り返すほど痩せにくい体を作る」

リバウンドは単なる“元に戻る現象”ではありません。
ホルモン、代謝、神経、細胞レベルで「太りやすい体質」を形成する現象です。

体重は一時的に減っても、あなたの「生体システム」はすぐに“元の飢餓耐性モード”に戻ろうとする。
その繰り返しが、取り返しのつかない体内環境をつくるのです。


参考文献

  • Fothergill E, et al. (2016). “Persistent metabolic adaptation 6 years after ‘The Biggest Loser’ competition.” Obesity.

  • Leibel RL, Rosenbaum M, Hirsch J. (1995). “Changes in energy expenditure resulting from altered body weight.” NEJM.

  • National Weight Control Registry (NWCR) database.

  • Sumithran P, et al. (2011). “Long-term persistence of hormonal adaptations to weight loss.” NEJM.

  • 国立健康・栄養研究所:体重変動と健康に関するメタ分析


体は、あなたの“意志”よりも、“生存戦略”に忠実です。
本当に賢いダイエットとは、「痩せる方法」ではなく、「痩せ続けられる体の作り方」を知ることです。

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