2025年6月11日
~「変わる私」を受け入れて、もっとキレイに~
**更年期(こうねんき)**とは、閉経の前後5年ずつ、合計約10年間の時期を指します。多くの女性は45歳〜55歳ごろにこの時期を迎えます。
この時期、体内では**女性ホルモン(エストロゲン)**が急激に減少します。エストロゲンは「女性らしさ」を保つホルモンで、美容に直結する作用を多く持っています。
エストロゲンには、以下のような美容・健康作用があります。
エストロゲンの作用 | 美容への影響 |
---|---|
コラーゲン産生を促す | ハリ・弾力のある肌 |
皮脂分泌をコントロール | ニキビや乾燥の予防 |
メラニン抑制作用 | シミ・くすみの抑制 |
骨密度の維持 | 姿勢や輪郭のキープ |
自律神経の安定 | 血流改善、むくみ予防 |
つまり、更年期=エストロゲンの減少=美容の土台が揺らぐ時期というわけです。
更年期になると、多くの女性が以下のような変化を感じます。
ハリがなくなる、たるむ
シワが増える
シミ・くすみが出やすい
肌が乾燥しやすくなる
お腹・腰回りに脂肪がつきやすくなる
筋肉量が減少して引き締まりがなくなる
髪が細くなり、ボリュームがなくなる
抜け毛が増える
爪が割れやすくなる
睡眠の質の低下 → 肌の回復力が低下
イライラ・不安感 → ストレスホルモン増加 → 肌荒れ
社交意欲の低下 → ケアの手抜き → 外見の変化に拍車
近年の研究では、更年期と美容トラブルの関係性がより明確に示されています。
エストロゲンとコラーゲンの関係
→ 「閉経後、皮膚のコラーゲン量は平均30%減少する」
(Source: Brincat et al., 2005)
肌の水分保持能力の低下
→ 「閉経後は皮膚バリア機能が著しく低下する傾向がある」
(Journal of Dermatological Science, 2014)
骨格の変化と見た目
→ 骨密度の減少は顔の骨格を変化させ、頬のこけ・顎のたるみにつながる
(Endocrine Reviews, 2009)
婦人科でのホルモン補充療法(HRT):医師と相談しながら導入検討
**植物性エストロゲン(大豆イソフラボン)**の摂取:納豆、豆腐、きなこなど
保湿力の高い化粧品(セラミド、ヒアルロン酸配合)
ビタミンC・レチノール・ナイアシンアミドなどを活用したエイジングケア
筋肉を増やす運動習慣(EMSやピラティスなど)
睡眠と腸内環境の改善(発酵食品、食物繊維の摂取)
ストレスを和らげるマインドフルネス・瞑想・アロマ
更年期は「女性としての価値が失われるのでは?」と感じやすい時期ですが、これは誤解です。
むしろ、この時期こそ**「自分を見つめなおし、本当の美しさを育てるチャンス」**です。
自分の時間が取れる
心と体のケアに本格的に取り組める
外見ではなく、内側から輝く美しさにシフトする
美容とは、年齢を止めることではなく、年齢を受け入れたうえで、自分らしく美しく在ることなのです。
更年期に起こる変化は「老い」ではなく「変化」。
その変化を正しく理解し、向き合い、自分をいたわることで、50代からでも美しく輝けるのです。
“美しさ”は、年齢ではなく、向き合い方で決まる。
美容は、人生のすべてのステージであなたの味方です。
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