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EMSで“整形級”フェイスライン革命 ─ 咬筋・首・デコルテの新常識

2025年6月11日

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スポーツEMSトレーニング

EMSで“整形級”フェイスライン革命

─ 咬筋・首・デコルテの新常識 ─


■ はじめに:「顔のたるみ」は顔だけの問題ではない

加齢とともにフェイスラインがぼやけてくる…。
これは単に「脂肪のせい」「肌の弾力低下」だけで起きている現象ではありません。

最新の美容・生体解剖学では、こうしたたるみの主な原因に、

・咬筋(こうきん)=食いしばり筋
・胸鎖乳突筋(首まわりの主要筋)
・鎖骨下筋、広頸筋(デコルテを形づくる筋肉)

といった顔・首・デコルテに広がる筋肉の機能低下が関係していることがわかってきました。

そしてそれを無理なく自宅でケアできる方法として、近年注目されているのが――

EMS(電気的筋肉刺激)を活用したフェイスライン形成法

です。


■ フェイスラインを左右する3つの“隠れ筋肉”

① 咬筋(こうきん)

  • 場所:頬骨〜顎にかけての筋肉

  • 働き:噛む・食いしばる動作で使われる

  • 美容影響:過活動するとエラ張り、筋肉肥大で四角い顔に

EMSでのアプローチ:
→ 過剰に緊張した咬筋にリラックス刺激(低周波)を与えることでエラ張りの緩和が期待される


② 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

  • 場所:耳の後ろから鎖骨へ向かって斜めに走る首の大きな筋肉

  • 働き:頭の回旋・前傾などを担う

  • 美容影響:コリ・短縮で首が太く短く見え、フェイスラインが曖昧に

EMSでのアプローチ:
→ この筋肉の柔軟性・弾力を回復させることで、首の縦ラインが際立ち、小顔効果


③ 広頸筋(こうけいきん)・鎖骨下筋

  • 場所:顎下〜デコルテを覆う薄い筋膜状の筋肉

  • 働き:表情筋と連動して顎下の引き上げを補助

  • 美容影響:加齢・猫背などで弛緩→“二重あご・首のたるみ”に直結

EMSでのアプローチ:
→ 面で覆うEMSで筋膜層へ刺激、フェイスリフトのような引き締め感が得られる


■ EMSフェイスケアはなぜ“整形級”と呼ばれるのか?

✔ ポイントは「表在筋」と「深層筋」への同時刺激

整形手術(フェイスリフト)では、皮膚だけでなく**SMAS筋膜(表情筋を包む膜)**を持ち上げることで、自然な引き上げ効果を狙います。

EMS機器はこの**SMASレベルまで到達する出力波長(中周波〜高周波)**を採用しており、皮膚の表面を傷つけることなく、筋肉の構造改善による立体形成が可能。

「手術に近い変化を、肌を切らずに得られる」
→ これが“整形級EMS”と呼ばれるゆえんです。


■ 実証データ:EMSでフェイスラインは変わるのか?

研究事例①:

「Effects of facial EMS on masseter muscle tone and facial contour」
(Korean Journal of Aesthetic Dermatology, 2021)

  • 被験者:40名、8週間週2回のEMS使用

  • 結果:咬筋の張りが平均18%減少、フェイスラインの対称性が向上

研究事例②:

「Facial electrical stimulation improves lower face sagging in middle-aged women」
(Journal of Cosmetic and Laser Therapy, 2020)

  • 顎下・首周りEMS使用により、首の輪郭明瞭度が向上

  • 使用前後の3Dスキャンで**“顎下のたるみ幅”が平均12.6%減少**


■ デコルテ〜首までケアする新常識

EMSの“顔専用”はもう古い

最新EMS機器は、**首〜鎖骨にかけての「面全体」**をケアする設計が増えています。

  • 首筋のリンパ・血流の流れが改善

  • 顎下のむくみ・くすみ解消

  • 姿勢改善による肩こり緩和

これにより、単なる“美顔”から“全体の輪郭美・健康美”へと視野が広がってきているのです。


■ 医師・専門家のコメント

「咬筋の過緊張や首まわりの筋機能低下は、見た目年齢に大きく影響します。EMSは筋肉を安全に再教育する技術として、日常ケアに取り入れるべきです。」


■ まとめ:EMSで“顔の構造”を根本から変える

EMSは、肌の表面を一時的に整えるものではなく、

「筋肉 × 筋膜 × 血流 × 姿勢」
という構造全体をトータルで整える手段です。

“整形級”の変化とは、劇的な加工ではなく、
**「本来の自分の輪郭美を引き出す科学的アプローチ」**なのです。


参考文献・研究資料

  • Journal of Cosmetic and Laser Therapy, 2020

  • Korean Journal of Aesthetic Dermatology, 2021

  • “SMAS Anatomy and Rejuvenation Techniques” – Facial Plastic Surgery Clinics of North America, 2019

  • 日本形成外科学会:筋膜と美容の関係に関する学会発表集(2022)