2025年6月21日
─ 骨盤底筋・自律神経・ホルモンから見る“女性の芯”の整え方
「姿勢が崩れると疲れやすい」「骨盤がゆがんで下腹ぽっこり」「なんとなくフェムゾーンの違和感がある」──
これらは、実はすべて“同じひとつの原因”でつながっていることをご存知ですか?
それは、「フェムゾーン(=女性の骨盤底筋と関連臓器エリア)」と「姿勢」の解剖学的・神経学的な相関性です。
美しく立ち、美しく締まる女性の身体は、下からの支え=フェムゾーンの安定性があってこそ成り立ちます。
フェムゾーンとは、骨盤底筋群(pelvic floor muscles)を中心とした、泌尿・生殖・消化に関わる女性特有のゾーンを指します。
ここには以下のような要素が含まれます:
骨盤底筋群
膣・尿道・肛門周囲筋
子宮・卵巣などの生殖器官
自律神経が密集する仙骨神経叢
この領域は「性と生殖」「排泄」「姿勢制御」「ホルモン分泌」など、
**女性の根本的な健康と美容の中枢であり、身体の“下の中枢神経”**とも呼ばれるほど重要なパーツです。
フェムゾーン=骨盤底筋群は、以下の筋膜ラインを介して姿勢筋と直結しています。
フェムゾーンの筋肉 | 姿勢と連動する部位 |
---|---|
恥骨尾骨筋(ちこつびこつきん) | 腹横筋・多裂筋・横隔膜 |
肛門挙筋 | 内転筋・脊柱起立筋 |
会陰横筋 | 腹直筋・腸腰筋 |
このように、骨盤底筋群は**コアユニット(横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋)**の一部であり、
姿勢保持や体幹安定性に不可欠な存在です。
引用:Kegel, A.H. (1948). Progressive resistance exercise in the functional restoration of the perineal muscles.
「骨盤底筋の低下は、姿勢の弛緩・尿失禁・内臓の支持不全と密接に関係している。」
フェムゾーンには、**副交感神経(仙髄由来)**が密集しており、緊張や不安、ホルモン変化に極めて敏感です。
更年期にフェムゾーンの違和感が増す
PMS時に姿勢が悪くなる、下腹が張る
自律神経が乱れると尿もれ・冷え性・便秘になる
これはつまり、心身のバランスの崩れが最初に現れるのがフェムゾーンということを意味します。
フェムゾーンがゆるむと… | 姿勢への影響 |
---|---|
骨盤底が落ちる | 骨盤が後傾し、猫背・反り腰になる |
内臓下垂が起こる | 下腹部がぽっこり出る |
呼吸が浅くなる | 肋骨が開き、背中が張って首が前に出る |
代謝・血流が低下する | 冷え・むくみが起こり、代謝が低下する |
女性の体型や疲れやすさ、顔色の悪さまでも、姿勢×フェムゾーンの連鎖反応で説明できるのです。
筋トレエステ銀座では、フェムゾーンの再活性と姿勢矯正を連動させた独自アプローチを導入しています。
骨盤底筋群へのEMS刺激(深層筋への安全アプローチ)
横隔膜×腹横筋×骨盤底筋の“コア四重奏”同時活性
呼吸トレーニングと姿勢修正の統合プログラム
ホルモン周期に合わせたフェムケア施術
この連動プログラムにより、姿勢改善だけでなく、PMS軽減・むくみ改善・疲労回復・小顔効果まで波及します。
骨盤を立ててイスに座り、背筋を伸ばす
鼻から深く息を吸いながら、膣を“中に引き上げる”意識
ゆっくり息を吐きながら、その力をキープ
5呼吸×2セット
このエクササイズは、フェムゾーン・インナーマッスル・自律神経を同時に活性化し、正しい姿勢をサポートします。
フェムゾーンを正しく整えることは、単なるフェムケアではありません。
**それは、姿勢・体幹・自律神経・ホルモンまでもを調律する“女性の基礎設計”**にアプローチすること。
現代女性にこそ必要な、新しい姿勢ケア=「フェムゾーン連動ケア」を、ぜひ体感してください。
Kegel, A.H. (1948). Perineal muscle function and postural stability
Myers, T. (2020). Anatomy Trains
Bo, K., & Frawley, H. (2017). Evidence-Based Physical Therapy for the Pelvic Floor
『女性骨盤ケアとフェムゾーン筋機能の神経学的研究』日本女性健康医学会誌(2022)
初回60分 当日発表
姿勢診断+骨盤底筋EMS+横隔膜リリース含む
生理周期や更年期に合わせたカスタムプログラム
あなたの“美しさの芯”を目覚めさせるケア、はじめてみませんか?
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