【地球も競馬も左回り?】宇宙とスポーツに共通する“左回り”の不思議な法則
はじめに:なぜ「左回り」ばかりなのか?
陸上のトラック競技、競馬、競艇、さらにはスケート、野球のランニング……世界中の多くのスポーツで「左回り」がデフォルトになっています。
これは偶然でしょうか? それとも、宇宙的・生理的・物理的な必然なのでしょうか?
この記事では、宇宙の自転運動から、人間の脳の特性、力学の法則、そして文化史まで、多面的にこの「左回りの謎」に迫ります。
1. 宇宙的な視点:地球は西から東へ回っている
まず最も根本的な「動き」の原理に立ち返りましょう。
● 地球の自転方向
地球は、西から東へ(左回り=反時計回り)に自転しています。
これは、宇宙が形成される初期の角運動量保存の法則に基づくものです。
◉ 地球を北極から見ると、反時計回り(左回り)に回っている。
この自転方向が、地球上の**コリオリの力(慣性力)**に影響し、台風や海流の渦も北半球では左回りになります。
つまり、地球に立って生きる私たちは無意識のうちに、「左に回る世界」で生きているというわけです。
2. 生理学的な理由:人間の脳と利き手の関係
多くの人が「右利き」であることも、左回り文化に深く関係しています。
● 運動時の重心バランス
右利きの人は、体の右側に筋力とコントロール性があります。
このため、左足で地面を蹴り、右足を振り出す「左回り」のほうが走りやすいとされます。
● 脳の左右差と空間認知
脳の右半球は空間認知をつかさどり、左方向の動きに対する反応が早いという報告もあります(参考:Neuroscience Letters, 2010)。
3. 物理学的観点:遠心力とコーナリング
● 陸上競技のトラック設計
200m・400mなどで高速でコーナーを曲がる際、人間の体は左回りの方がよりスムーズに身体を傾けやすい構造になっているとされます。
● 機械や乗り物との相性
競馬や競艇も同様で、左回りに設計することでエンジンや馬の体、舵の操作が安定しやすく、制御しやすいという物理的・安全的な要因があります。
4. 文化史・宗教史的な背景
古代オリンピックでは、ギリシャのスタジアムも左回り。
また、相撲の土俵入りや、神社の参拝作法(左回りの時計回り)なども、日本では「左優位」の文化的習慣が見られます。
インドのチャクラ信仰でも、エネルギーは左から右へ循環するとされ、宇宙エネルギーとの調和を重視していた可能性も。
5. 「右回り」ではいけないのか?
実際に、アメリカでは一部地域で「右回りの競馬場」が存在します。
また、フィギュアスケートのジャンプでは「右回り」が得意な選手も。
しかし、やはり多くの競技では**左回りが「標準」**であり、観客席の視認性やカメラワークにも適しているとされます。
6. 結論:「宇宙の自然律」と「人間の進化」が左回りを選んだ
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地球の自転
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人体の構造
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神経の特性
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文化と宗教
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安全設計とルールの合理性
すべてが「左回り=自然の流れ」という一貫した方向性を示しています。
つまり、私たちは“左に動く宇宙”の一部として、無意識にそのリズムに従って生きているのです。
筋トレエステ銀座とのつながり
この「宇宙の流れ」「身体の自然性」に従う発想は、筋トレエステ銀座のボディデザイン哲学にも通じます。
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筋肉の動かし方も、「重力」と「骨格の軸」に逆らわず、自然な回旋・流れを意識
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左右対称の動きではなく、利き手・利き足に合わせた補正トレーニング
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**東洋的エネルギー感覚(気の流れ)**と西洋科学の融合も大切にしている
▶︎ 宇宙と調和し、身体と調和する美しさ。それが、筋トレエステ銀座の提供する真の「ボディメイク」なのです。
参考文献・引用
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中村隆俊(2005)『運動生理学入門』東京大学出版会
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NASA Goddard Space Flight Center(2021)“Why the Earth Spins Left?”
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Neuroscience Letters, 2010: “Laterality in Human Motion Response”
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International Association of Athletics Federations (IAAF)
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相馬宗朗『宇宙と身体運動の相似形』PHP研究所