2025年7月22日
がん治療を終えた後、多くの方が「体力が戻らない」「筋力が落ちた」「疲れやすくなった」といった悩みを抱えます。
そんな方にこそ、私たちが推奨したいのがEMS(Electrical Muscle Stimulation:電気筋肉刺激)による回復トレーニングです。
この記事では、医学的根拠・科学的利点・安全性の観点から、がん治療後にEMSを取り入れるメリットを解説します。
がんの治療(手術・放射線・化学療法)を終えた体は、以下のような状態にあることが多いです:
筋肉量の大幅な低下(サルコペニア)
慢性的な疲労や倦怠感(キャンサー・リレーテッド・ファティーグ)
自律神経の乱れ(睡眠障害・体温調節障害)
活動量の減少による基礎代謝の低下
これらを放置してしまうと、「再発リスク」「生活の質の低下」「抑うつ傾向」などにもつながりやすくなります。
EMSは、電気的に筋肉を収縮させる技術です。関節に負荷をかけず、低体力でも深層筋(インナーマッスル)を活性化できます。
参考文献:M. Maddocks et al., Clinical Rehabilitation, 2013
「がん患者の運動療法において、EMSは筋肉の再活性化を無理なく支援する補助的手段として有効である」
EMSの周波数によっては、副交感神経(リラックス)優位の状態を促進できるため、
睡眠の質向上やメンタル安定にもつながるという報告があります。
参考文献:T. Nakajima et al., Autonomic Neuroscience, 2012
「EMS刺激によって迷走神経活性が高まり、自律神経機能の正常化が観察された」
筋肉が再び“動く”ことで、血流・代謝が回復。さらに運動後のエンドルフィン分泌により、慢性的な疲労感・無気力にも効果が期待されます。
当施設で採用しているEMSは、医療従事者監修のもと、がん回復期の方でも使用できる出力と設計に基づいています。
施術前には必ず体調や既往歴をヒアリングし、無理のないプログラムを提案します。
⚠ 禁忌の例:心臓ペースメーカー使用中の方、開放性創傷のある部位への使用など。詳しくは事前にご相談ください。
がんの治療後は、身体の機能だけでなく、心のケアや“自分を取り戻す”体験も非常に重要です。
EMSは「できることが増える」「動ける自分を取り戻せる」実感を支え、自己肯定感の再構築にも貢献します。
筋トレエステ銀座では、医療従事者の監修のもと、がん治療後のケアや再起動をサポートするプログラムをご提供しています。
施術前カウンセリングは無料で実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
東京都中央区銀座1丁目3-6 銀座ベラメンテ902
070-8900-3939
公式サイト → 筋トレエステ銀座
Web予約はこちら → ご予約フォーム