2025年7月28日
アンリ・ベルクソン(Henri Bergson, 1859–1941)は、「時間は量ではなく、質である」という独自の時間哲学を提唱しました。
私たちがふだん使う「時間(クロノス)」は、時計の針のような“均質な時間”です。
しかしベルクソンは、それとは別に――
生きられた時間(ドゥラシオン / durée)
― 心と身体が体験する、流れるような“質的時間”
を「真の時間」として重視しました。
筋トレやボディメイクは、しばしば数値化された時間で語られます。
週〇回・何分やったか
〇ヶ月で何kg減ったか
セット数や回数、消費カロリー
けれど、身体は本来「カウントされる時間」ではなく、
感じられる時間の中で変化しています。
「30分」という数字は同じでも、
呼吸の深さ
筋肉の反応
意識の入り方
によって、まったく異なる体験時間となります。
それはベルクソンが語るように、
「時計では測れない、流れる身体の時間」
にほかなりません。
筋トレエステ銀座が提供するEMSトレーニングは、単なる物理刺激ではありません。
むしろ、「今ここに在る身体の時間」を深く感じるための、“意識の再教育”の装置なのです。
電流によって呼び覚まされる筋肉の感覚
ストレッチされる時間の内側に生まれる集中
静けさのなかで鼓動と呼吸が“自分の中のリズム”を取り戻す瞬間
それらは、ベルクソンが述べた「記憶と感覚と意志が重なり合う生きた時間」に他なりません。
ベルクソンの概念 | EMSトレーニングにおける対応 |
---|---|
持続(ドゥラシオン) | 体感されるトレーニング時間の質 |
生命のエラン(躍動) | 筋肉の目覚め・内部から湧く活力 |
記憶の積層 | セッションごとの感覚の蓄積が意識変容を促す |
機械的時間からの解放 | 「何分やったか」から「どう感じたか」への転換 |
多くの人は「トレーニングを続ける」ことに苦労します。
けれど、ベルクソン的に言えば、問題は「継続」ではなく「持続の質」なのです。
“ただ繰り返す”のではなく、
“今この身体がどう変わろうとしているか”を毎回感じること。
その意識が、トレーニングを「日課」から「哲学」へと昇華させるのです。
ベルクソンは記憶の連続性についてこう語ります。
「過去は現在のなかに、つねに生きている」
これは筋肉にも通じます。
筋肉は、「過去のトレーニングの記憶」を刻みながら、
毎回のセッションにその“履歴”を反映しています。
EMSによって呼び戻されるのは、
単なる筋肉の反応だけでなく、
過去に感じた「達成感」や「乗り越えた記憶」
つまり、筋肉=記憶の貯蔵庫であり、
EMSとは、時間を横断して意識をつなげるメソッドなのです。
ベルクソンは言いました。
「意識とは、未来をつくりながら現在に生きる持続である」
筋トレエステ銀座が目指すEMSトレーニングは、まさにこの「持続する意識」のトレーニングです。
一瞬一瞬の感覚を大切にすること
外的な評価より、内側の時間を感じること
数値では測れない“私自身の変化”に気づくこと
それができるのは、
筋肉が「持続という時間のなかで、生きている」からです。
あなたも、「持続」という生きた時間の中で、
筋肉と意識を再接続してみませんか?
私たちは、あなたの“時間の質”を変えるお手伝いをします。
美しさとは、「今をどう感じるか」に宿るから。
▶ 女性医療とボディケアを融合した“予防美容”を、今こそ。
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