2025年7月31日
スイスの精神分析学者カール・グスタフ・ユングは、こう語りました。
❝ 人間の心には、個人的無意識だけでなく、人類共通の“集合的無意識”がある。 ❞
私たちは、誰もが気づかぬうちに、
自分の深層心理だけでなく、祖先から受け継いだ感情やイメージ──
“元型(アーキタイプ)”に動かされているというのです。
しかしここで問いましょう。
その“無意識”は本当に「心の中」だけにあるのでしょうか?
心理学者ユングが見つめたのは、
言葉にならない衝動や夢、感情の流れです。
では、こうした意識以前の反応が、もし“筋肉”の中にも宿っていたとしたら?
私たちがEMSで身体を刺激するとき、
意識ではコントロールしきれない深層の筋肉――
インナーマッスルや、日常では使われない部位が動き出します。
しかし、それでも自分自身の中から生まれている。
これはまさに、ユングの言う無意識的イメージの“身体版”なのではないでしょうか。
ユングは人類の歴史の中で繰り返されてきた感情・行動パターンを
“アーキタイプ(元型)”と呼びました。
たとえば:
母性(グレート・マザー)
英雄(ヒーロー)
影(シャドウ)
アニマ(内なる女性性)/アニムス(内なる男性性)
EMSによって身体を動かすことは、
それらの“元型”を、思考を超えて身体レベルで呼び起こす行為でもあります。
背筋が伸び、胸が開くことで「英雄的な自己」が目覚める
肩の力が抜け、呼吸が整うことで「内なる母性」が現れる
身体の痛みや制限に向き合うことで、自らの“影”と出会う
これは、筋トレではなく、身体による元型との対話とも言えるのです。
ユング心理学において、夢とは無意識のメッセージであり、
それを分析することで「本来の自己(セルフ)」に近づいていくプロセスです。
EMSは、“夢を見る身体”を揺さぶります。
意識の外で動き出す筋肉
自律神経が整い、深い夢を見たようなセッション後の感覚
身体からくる“不思議な安心感”
これらはすべて、「言葉にならない身体的無意識」が動き始めた証かもしれません。
ユング心理学の到達点は、自己(セルフ)との統合です。
頭で考える自分
感情として現れる自分
夢で出会う自分
そして、筋肉で語る自分
EMSを通じて、これらの自分たちがひとつの存在として繋がりなおす。
それが、筋トレエステ銀座が提案する「身体からアクセスする自己統合」の可能性です。
私たちは日々、自分の“外側”を整えることに追われがちです。
しかし本当に大切なのは、「わたしの奥にいる、わたし」と再会すること。
ユングが問い続けた「無意識との対話」は、
現代において、筋肉という入口から新たに始められるのかもしれません。
それは、“自分の深層”と出会う静かな旅路なのです。
ようこそ、身体と魂の統合空間へ。
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