2025年8月20日
〜呼吸・音・身体の三位一体〜
雅楽は千年以上前から宮廷で演奏されてきた日本最古の音楽。
笙(しょう)の和音、篳篥(ひちりき)の鋭い旋律、龍笛(りゅうてき)の天空を駆ける音色。
これらはすべて「呼吸のリズム」によって奏でられます。
楽器を吹く奏者の横隔膜や肋間筋は、単なる呼吸ではなく、持続的で緩やかな周波数振動 を生み出しているのです。
音楽療法の研究では、特定の周波数が人間の脳波や自律神経に影響することが明らかになっています。
低周波音(40Hz前後) → 深いリラックス(δ波・θ波誘導)
中周波音(400Hz前後) → 集中力・安定感を高める
高周波成分(8kHz以上) → 「ハイパーソニック効果」で脳の活性化を促す
雅楽の楽器はこれらを複合的に含み、音の周波数そのものが身体の内外に共鳴 します。
特に笙の「天から降り注ぐような和音」は、1/fゆらぎに近い安定した音圧を生み、聴く人の呼吸リズムを自然に整えます。
音は空気の振動であり、身体もまた振動する存在です。
筋肉は収縮と弛緩を繰り返す“生体振動体”であり、特定の周波数に同調しやすい性質を持ちます。
雅楽の演奏を聴くと、体幹や呼吸筋が自然とリズムに同調し、音と筋肉の共鳴現象 が起こります。
これにより姿勢が整い、所作に「ゆらぎのある安定感」が宿るのです。
EMSトレーニングもまた「周波数の力」で筋肉を刺激します。
低周波EMS(〜50Hz):深層筋の持続的活性化 → 笙の和音に似た安定
中周波EMS(1,000Hz前後):表層筋のリズミカル刺激 → 龍笛の流動性に通じる
幅広い周波数変調 → 音楽的な筋収縮リズムを再現
つまり、EMSは 「音の周波数を筋肉に翻訳する技術」 とも言えます。
茶道が「静の筋肉美学」なら、雅楽は「音による筋肉共鳴」なのです。
現代人はスマホやデスクワークで、呼吸が浅く、筋肉リズムも単調化しています。
その結果、自律神経の乱れや集中力の低下が起こりやすい。
雅楽とEMSを掛け合わせたトレーニングは、以下の効果が期待されます。
呼吸リズムの安定 → 自律神経調整
筋肉リズムの多様化 → 姿勢・所作の美しさ向上
音と身体の共鳴 → ストレス低減と集中力アップ
雅楽は「呼吸と周波数」が生む音楽であり、身体の内外に共鳴する。
筋肉は振動体であり、音の周波数と同調する特性を持つ。
EMSは周波数で筋肉を刺激し、「雅楽的リズム」を現代に再現できる。
雅楽は“音の禅”、EMSは“身体の楽器”。
両者を重ね合わせることで、現代人は忘れかけた「音と身体の共鳴感覚」を取り戻すことができるのです。
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