2025年12月15日
「1日2リットル水を飲みましょう」
このフレーズはあまりにも有名ですが、
実はここに大きな誤解があります。
本当に身体に必要なのは
“水”そのものではなく、“水分”です。
この記事では、
なぜ「水」ではなく「水分」が重要なのか
台風のあとの水が“きれい”と感じる理由
光化学スモッグと水・空気の関係
軟水と硬水の本当の違い
洗濯の例から見る「水の性質」
医学・生理学・水科学から見た正解
を、科学的根拠をもとに解説します。
人体の約60%は水分で構成されていますが、
これは単なる「水」ではありません。
✔ 電解質(Na⁺, K⁺, Ca²⁺, Mg²⁺)
✔ ミネラル
✔ たんぱく質
✔ 血漿成分
と共存しています。
つまり人体において水分とは
「ミネラルと電気を通す“機能性液体”」なのです。
▶ 純水(不純物ゼロの水)を大量に摂ると
電解質バランスが崩れる
低ナトリウム血症のリスク
細胞内外の浸透圧異常
が起こり得ることは、医療現場では常識です。
理由はシンプルです。
以下の状態では、水を飲んでも意味がありません。
ミネラル不足
自律神経の乱れ
血流不全
細胞膜の透過性低下
これは
「水が体内で機能していない状態」と言えます。
「台風のあと、空気や水が澄んだ気がする」
これは感覚ではなく、科学的にも説明可能です。
大量の降雨で大気中の汚染物質が洗い流される
空気中の微粒子(PM・窒素酸化物など)が減少
水源の循環が一時的にリセットされる
つまり
自然界の“大規模な浄化作用”が起こります。
ただし重要なのは、
「すべての台風後の水が安全」という意味ではありません。
光化学スモッグの主因は
窒素酸化物
揮発性有機化合物
これらは大気中だけでなく、
雨や水に溶け込みやすい性質を持ちます。
表流水(河川・浅い地下水)への影響
微量でも長期摂取で体内蓄積の可能性
味・匂い・体調への影響
だからこそ、
「水が透明=安全」ではないのです。
カルシウム・マグネシウムが少ない
日本の水道水の主流
胃腸にやさしい
体内吸収が穏やか
飲用・すすぎ・日常使用向き
ミネラル含有量が多い
洗浄力が高い
石鹸カスが出やすい
胃腸が弱い人には不向きな場合あり
洗浄・運動後のミネラル補給向き
実は洗濯は、水の性質を理解する最高の例です。
ミネラルが油脂と反応
界面活性が強い
石鹸カスが残らない
繊維が傷みにくい
これは人体でも同じです。
代謝・分解フェーズ → ミネラル必要
排出・循環フェーズ → 軟水的環境が必要
つまり、
水分は「目的別」に質が違うのです。
医師・専門家の視点では、
水分摂取の本質は以下に集約されます。
「水を飲む」のではなく、
「水分環境を整える」という発想が重要です。
水分環境が整うと:
血流が改善
むくみが減る
代謝が上がる
肌のターンオーバーが正常化
疲労回復が早くなる
逆に、水分環境が悪いと:
どんな施術も効きにくい
運動効果が出にくい
太りやすくなる
水は“媒体”
水分は“機能”
ミネラルは“鍵”
この3つが揃って、
初めて人体は本来の力を発揮します。
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