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年齢と筋肉痛の関係:EMSトレーニングと生体電子の視点から

2025年5月28日

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スポーツEMSトレーニング

年齢と筋肉痛の関係:EMSトレーニングと生体電子の視点から

はじめに

「年を取ると筋肉痛が遅れて出る」という話を耳にしたことがある方も多いでしょう。この現象は、加齢による身体の変化と関係があるとされています。本記事では、筋肉痛の発生メカニズムや年齢との関連性、さらにEMSトレーニングと生体電子の関係について、医学的・科学的な視点から解説します。

筋肉痛の発生メカニズム

筋肉痛は、主に「遅発性筋肉痛(Delayed Onset Muscle Soreness:DOMS)」と呼ばれる現象で、運動後12~48時間をピークに痛みが現れます。これは、筋繊維の微細な損傷や炎症反応によって引き起こされます。

DOMSの発生は、運動の種類や強度、個人の筋コンディションに依存し、年齢が直接的な要因となる明確なエビデンスはありません。しかし、加齢に伴う神経伝達の鈍化や痛覚の閾値上昇などが、筋肉痛の自覚に影響を与える可能性があります。

年齢と筋肉痛の自覚

加齢により、感覚神経の反応が遅くなることや、痛みに対する感受性が低下することがあります。これにより、筋肉痛の自覚が遅れることがあると考えられます。また、日常生活での動作量が少ない高齢者は、軽い痛みを筋肉痛と認識しにくい傾向があります。

EMSトレーニングと筋肉痛

EMS(Electrical Muscle Stimulation)は、電気刺激を用いて筋肉を収縮させるトレーニング方法です。自発的な運動とは異なり、EMSは深層筋やインナーマッスルにも効果的に刺激を与えることができます。これにより、筋力の向上や基礎代謝の増加が期待されます。

EMSによる電気刺激が「痛い」と感じられることがありますが、これは個人の感受性や自律神経の状態によるものです。痛覚過敏の人は、自律神経の過活動やHPA軸の過敏症候群の可能性があります。一方で、痛覚が麻痺している人は、EMSの出力レベルが上がる傾向があります。筋トレエステ銀座の16年の実践研究から出力レベルがMAXに到達する方々は、うつ傾向にあるというデータをもっています。今後さらにデータ数を取ることでうつ傾向のメンタルケアにも応用可能と考えています。

生体電子とEMSの関係

生体電子とは、体内での電子の流れや電気的な活動を指します。筋肉や神経は電気的な信号によって活動しており、EMSはこの電気的な活動を外部から刺激することで、筋肉の収縮を促します。これにより、筋肉の強化やリハビリテーション、痛みの軽減などの効果が期待されます。

また、EMSは血流の改善にも寄与します。電気刺激によって筋肉が収縮すると、血管が圧迫されて血液が押し出され、筋肉が弛緩すると血管が拡張して新たな血液が流れ込みます。このポンプ作用により、血流が促進され、酸素や栄養素の供給が改善されます。

まとめ

「年を取ると筋肉痛が遅れて出る」という現象は、加齢による神経伝達の鈍化や痛覚の変化が影響している可能性があります。しかし、筋肉痛の発生自体は年齢に関係なく、運動の種類や強度、個人の筋コンディションに依存します。

EMSトレーニングは、電気刺激によって筋肉を効果的に刺激し、筋力の向上や血流の改善を促します。生体電子の観点からも、EMSは体内の電気的な活動を活性化させることで、健康維持やリハビリテーションに有用な手段となります。