2025年12月25日
セックスが健康に良い──
聞いたことはあっても、
「たくさんすると太らない」
という話は本当なのでしょうか?
結論から言うと、
セックスだけで痩せる/太らない体になる、という単純な説は科学的には成り立たない。
しかし、痩せやすい体質につながる複合的な要素がいくつもあるというのが、最新の学術的・医学的知見です。
まずは、科学的な根拠を見ていきましょう。
セックスは体を動かす活動であり、当然カロリーを消費します。研究では下記のような報告があります。
ある研究では、性行為中、
男性:平均約101 kcal
女性:平均約 69 kcal消費(約3.1〜4.2 kcal/分)
ただしこれらは平均値であり、
体格
性行為の長さ・強度
姿勢
前戯や活動の範囲
などによって変わるため、日常的な有酸素運動と比較すると消費量は控えめです。
また、性行為の平均持続時間は短く、実際のカロリー消費は一般的なランニングや自転車運動には及びません。
医学的には、性行為は軽度〜中等度の身体活動と考えられています。
心拍数が上がる
呼吸が深くなる
血流が増える
という体への負荷は確かにあります。
ただし、一般的な有酸素運動や筋トレと比較すると、
✔ 消費カロリーは少ない
✔ 運動習慣としては補完的
という立ち位置です。
つまりセックス自体がメインのダイエット運動になる、という根拠は弱いと言えます。
セックスには、カロリー消費以外の身体的・精神的な好影響が多数報告されています。
性行為は、
エンドルフィン(快楽物質)
オキシトシン(愛情ホルモン)
の分泌を促します。これらはストレスや不安の緩和に寄与し、コルチゾールの低下などにも関連します。
ストレスが減ると、
過食・不規則な食生活・寝不足など
太りやすい生活習慣が改善されやすくなります。
速報的な研究や体験レポートでも、
オーガズムを伴う性行為や前後の性的活動が
睡眠の質を改善する可能性が示唆されています。
睡眠が深くなると、
食欲ホルモンが正常化
代謝が整う
回復力が上がる
といったダイエットにつながる体内変化が起こります。
性行為は心拍を上げ、循環をよくするため、
短時間でも心血管への刺激になります。
一部のニュースでも、短時間の高強度活動(階段昇降・日常動作・性行為)が
心臓病リスク低下に寄与する可能性がある、という報告が出ています。
また、精神的な満足度・幸福感が向上すると
ストレス・暴飲暴食・睡眠障害などが改善しやすくなります。
「3日に1回セックスすれば痩せる」などの都市伝説的主張はありますが、
科学的にその頻度と体重減少の因果関係は確認されていません。
性行為が直接的に大量のカロリーを消費するわけではなく、
むしろ精神・ホルモン・睡眠への影響を通じて
体調全体のバランスが整うことで間接的に痩せやすくなる道筋がある、
というのが今の研究のスタンスです。
セックスはゆるやかな身体活動であり、
ランニング・筋トレ・ウォーキングと比較しても
カロリー消費の効果は限定的です。
ストレス軽減
睡眠の改善
ホルモンバランス調整
などの波及効果が
太りにくい生活環境づくりに寄与する可能性があります。
セックスを含む日常の活動は、
全体の生活習慣の中で見る必要があり、
睡眠
食事
運動
ストレス管理
とのバランスでこそ
“太りにくい体質”が形成されるのです。
✔ ウソ:セックスだけで大きくカロリー消費して痩せる
✔ ホンモノ:セックスが体全体の健康に寄与し、痩せやすい環境をつくる
セックスは確かにエネルギーを消費しますが、
その量は通常の運動と比べると限定的です。
しかし、ストレス軽減や睡眠改善といった間接的効果は明確に支持されています。
そのため、
「セックスがあるから太らない」
ではなく
「セックスが心身のバランスを整え、
太りにくい体質につながる可能性はある」
という理解が最も正確です。
性生活は、単に「快楽」や「関係性」の問題ではなく
身体・ホルモン・神経・心の全体を変えるライフスタイル要素です。
セックスだけで痩せようとするのではなく、
睡眠・運動・食事・ストレス管理と合わせてこそ、
体も見た目も変わるということを意識しましょう。
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