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高血圧という“国民病”と私たちの選択(40歳以上の男性の約60%、女性の約45%が高血圧)

2025年5月30日

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スポーツEMSトレーニング

はじめに:高血圧という“国民病”と私たちの選択肢

日本人の3人に1人が高血圧という現実をご存じでしょうか?
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、特に40歳以上の男性の約60%、女性の約45%が高血圧に該当するとされています。高血圧は静かなる殺し屋(サイレントキラー)とも呼ばれ、脳卒中・心筋梗塞・心不全など命に関わる疾患の主要因です。

これまでの治療は主に降圧薬に依存してきましたが、薬には副作用や継続的な依存という問題もあります。
本記事では、科学的根拠に基づき、電気刺激療法(EMS:Electrical Muscle Stimulation)を活用した新しい高血圧対策について解説し、健康的なライフスタイルと両立する選択肢を提案します。


高血圧治療における薬物療法の現実

高血圧治療において最も普及しているのが薬物療法です。代表的な降圧薬には以下のようなものがあります:

  • カルシウム拮抗薬(例:アムロジピン)

  • ACE阻害薬(例:エナラプリル)

  • ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬、例:ロサルタン)

  • 利尿薬(例:ヒドロクロロチアジド)

これらは、収縮期・拡張期血圧を下げ、動脈硬化の進行を防ぐ目的で使用されます。短期間で効果が現れやすく、重症例には必要不可欠です。

しかし副作用も見逃せない

  • 倦怠感、めまい、低血圧

  • 頻尿・脱水

  • 男性機能障害(ED)

  • 咳や浮腫など

また「一生薬を飲み続ける」という前提に不安を感じる方も少なくありません。生活習慣の改善を行わず薬に頼るだけでは、根本的な解決にはなりません。


EMSとは何か?──電気刺激が導く“筋肉からの血圧改善”

EMS(Electrical Muscle Stimulation)は、筋肉に対して外部から電気刺激を与え、収縮運動を人工的に発生させる医療・運動技術です。整形外科やリハビリ領域では、萎縮した筋肉の再教育や、神経疾患のリハビリに用いられてきました。

最近では美容・フィットネス業界でも注目されており、「短時間で効率的な筋トレが可能」として、健康志向の高い層に人気です。

なぜEMSが血圧に効くのか?

特に注目すべきは、EMSによる次の2点です:

  • 末梢循環の改善効果:ふくらはぎや大腿部など、第二の心臓と呼ばれる筋肉を刺激することで、静脈血の還流が促進され、血管内圧が安定します。

  • 交感神経抑制による血圧低下:EMSは副交感神経を優位にし、ストレス由来の交感神経緊張を抑える効果も報告されています。


🧠 薬物療法 vs EMS療法:降圧メカニズムの比較

項目 薬物療法 EMS療法
作用機序 ACE阻害薬・ARBが
血管収縮物質を抑制し血管拡張
筋収縮→血液循環改善+
副交感神経活性化による降圧
効果の現れ方 即効性が高いが個人差あり 継続的使用で自然な降圧反応
副作用 咳、浮腫、ED、
電解質異常など
軽度の筋肉痛程度、
重篤な副作用は報告なし
主な対象者 高リスク患者、
他疾患併存者
生活習慣病予防・軽症高血圧、
薬が使えない人に有効
アプローチの違い 化学的(血管を外部から拡張) 神経・筋肉系の
生理的調整を活用

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